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Anybus-S

Anybus-S
Anybus-S(スレーブ)技術情報


Anybus-S は大規模なサイクリックI/Oデータを交換する自動化機器向けにデザインされています。最大512byteまでの入出力データを内部交換しています。モジュールは最大2KBのアサイクリックパラメータデータの交換を行えます。

Anybus-Sのイーサーネットは、TCP/IPソケットインターフェースを含む産業向けIT機能をサポートしています。Anybus-S は大規模サイクリックI/Oデータを交換する自動化機器向けにデザインされています。最大512byteまでの入出力データを完全に内部交換します。モジュールは最大2KBのアサイクリックパラメータデータの交換をサポートします。

Anybus-SのEthernetは、TCP/IPソケットインターフェースを含む産業向けIT機能をサポートします。Anybus-Mと同一ハードウェアインターフェイスを持っています。


サポートするネットワークの特長
Anybus-Sにはご購入時選択されたネットワークの最新プロトコル仕様が組み込まれています。HMSは、お客様の自動機器が最新標準ならびに相互運用が制限なくできるように常にAnybus-Sのネットワーク機能をメンテナンスしています。すべてのAnybus-Sモジュールは、各ネットワークのコンプライアンスに準拠するよう、あらかじめ認証を受けています。ネットワーク機能にはサイクリックI/Oデータ、アサイクリックパラメータ、ステータスや診断情報が含まれています。

イーサーネット用IT機能
Anybus-Sには、ダイナミックwebサーバー、Telnetサーバー、FTPサーバー、そしてEmailクライアントなどのIT機能が組み込まれています。

これらの機能により、webサーバーを介して、あるいはイベントトリガーされたEmailメッセージを介してデータをモニタリングすることができます。SSIテクノロジがI/Oデータ、コンフィギュレーションなどwebページやEmailメッセージにダイナミック構成を実行させ、設定や表示はユーザのやりやすい方法で行うことができます。

IT機能はまたTCP/UDP/IPソケットインターフェースを装備しています。そのためアプリケーションは、Anybus-Sのコア機能を使用しているベンダ特有のTCP/IPベースのプロトコルを実行します。

ハードウェアアプリケーションインターフェース
Anybus-Sのハードウェアインターフェースは34ピン2mmストリップアプリケーションコネクターになります。すべてのAnybus-Sモジュールは5V電源です。アプリケーションコネクターに加えて産業向けに堅牢さと高いEMCコンプライアンスに対応するために独自のシールディングとグラウンディング手法を採用しています。

パラレルアプリケーションインターフェース
Anybus-Sは高速パラレル2KB (8ビット)デュアルポートRAMインターフェースを提供しています。そのためホストアプリケーションはAnybus-S モジュールにメモリがマッピングされた階層としてアクセスします。効率を上げるために、任意の中断要求シグナル (/IRQ) が必要時のみホスト・アプリケーションのAnybus-Sへのアクセスを行うようにしています。デュアルポートRAMのアドレスとデータシグナルのほか、パラレルインターフェースがステータスとコントロールシグナルを提供します。

ネットワークインターフェース
ネットワークインターフェースはフィールドバス、イーサーネットなどの各産業用ネットワークに依存します。各ネットワーク標準のコネクタを使用しています。シグナルはそれぞれのネットワーク仕様に準拠します。4つのLEDとコンフィギュレーションスイッチも搭載されています。

メカニクス
Anybus-Sはクレジットカードサイズです。3つのスクリューを介してホスト機器のキャリアボードと固定します。通常ホスト機器の全面にマウントされ、ネットワークコネクターとLED、コンフィギュレーションスイッチが見えるようにします。

マウンティング
Anybus-Sはホスト機器のスロットに挿入します。モジュールは3つのスクリューにより固定されます。モジュールとホスト機器は電気的には34ピンの端子で接続されます。

ソフトウェアアプリケーションインターフェース
Anybus-Sソフトウェアインターフェースは、ネットワークプロトコルに依存せず同じソフトウェアドライバーを使用して、ほとんどの主要なネットワークシステムと機能を損なうことなくサポートできるようにデザインされています。

Anybus-Sソフトウェアインターフェースは次のようにアクセスします。

1.DPRAM内の定義されたメモリエリアを介してのサイクリックI/O データ
2.Mailboxインターフェースを介してのアサイクリックパラメーターや診断
3.Mailboxインターフェースを介してのネットワーク仕様データ
4.フィールドバス使用エリアをネットワーク診断情報として使用
5.コントロールレジスターにバージョン、初期化パラメーター、フィールドバスタイプ、ステータスなどのAnybus情報を含む
6.ホストアプリケーションインターフェースでHandshakeレジスターがAnybus-Sと通信

Anybusホストアプリケーションソフトウェアドライバー
開発工程を短縮するために、無償でAnybus-SホストアプリケーションソフトウェアドライバーのC言語サンプルコードを提供しています。

ドライバーがAnybus-Sとホストアプリケーションのインターフェイスになっています。ソフトウェア環境からローレベルのコミュニケーションタスクを切り分けます。ポーリング動作とインターラプト動作でバージョンが異なります。

Anybus-Sドライバーダウンロードページはこちら(英語)





仕様
サイズ86 x 54 x 15mm (L x W x H) 3.38 x 2.13 x 0.59” (L x W x H )
電源5 Volt(範囲:300 - 450mA)
温度+0℃ 〜 + 70℃(動作中)
環境準拠RoHS対応
EMC準拠CE、UL、cUL準拠
プロトコル認証各フィールドバスに対して試験および解析済み

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