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Anybus-M

Anybus-M
Anybus-Mの技術情報


Anybus-Mを搭載した産業用自動機器は主要ネットワークを介してスレーブ機器と通信することができます。
各種の認証試験を行なっているため、主要ネットワークのスレーブ機器のほとんどと接続することが可能です。




サポートするネットワークの特長
Anybus-Mには購入時に選択したネットワークの最新プロトコル仕様が組み込まれています。HMSはお客様のデバイスが最新標準、ならびに相互運用が制限なくできるように常にAnybus-Mのネットワーク機能をメンテナンスしています。すべてのAnybus-Mは、各ネットワークのコンプライアンスに準拠するよう、事前に認証を受けています。ネットワーク機能にはサイクリックI/Oデータ、アサイクリックパラメータ、ステータスや診断情報がふくまれています。

Profbus-DPV1マスター
ProfibusマスターモジュールはProfibus-DPと-DPV1をサポートしています。このマスターモジュールは4KBデュアルポートRAMで最大1536バイトのイクリック入力データと最大1536バイトのサイクリック出力データを高速転送します。さらにアサイクリックパラメータデータはProfibus DPV1のクラス1、クラス2をサポートしているのでアサイクリックパラメータデータを転送することができます。12MB/秒のボーレートで125台までのスレーブを接続することが可能です。ProfibusコンフィギュレーションはAnybus NetTool、またはアプリケーションインターフェースで定義し、マスターモジュールへロードします。

DeviceNetスキャナー
DeviceNetスキャナーはマスター/スキャナー、またはスレーブ/アダプターとしての役割りを果たします。Quick Connect”、“ADR(Auto Device Recovery)”など最新の特長を装備したDML version 3.011機能に適応しています。DeviceNetコンフィギュレーションはHMSのAnybus NetTool、またはRockwell Automation社のRSNetWorxソフトウェアで定義し、Anybus-M DeviceNetスキャナーにロードします。また、PCでのコンフィギュレーションが容易にできるようにUSBポートが搭載されています。

AS-Interfaceマスター
AS-Interfaceマスターモジュールは、最新AS-iマスター・テクノロジ(M4機能を装備したバージョン3)に対応します。最大2108の入力と2048の出力に対応可能で62台までのスレーブとの接続が可能です。アナログ値へのアクセスや詳細な診断などすべての標準サービスに適合しています。ネットワークインターフェースには光学的に隔離されていてプラグイン可能なスクリューコネクター2ピンが装備されています。またリモートで接続されたターミナル・プログラムを介して、インテリジェントな自動、または手動コンフィギュレーションをサポートしています。

EtherNet/IPスキャナー
産業用デバイスに10/100Mビット/秒のEtherNet/IPスキャナインターフェースの搭載が可能です。64台までのアダプター(スレーブ)と接続できます。またデュアル・ポートRAMデータを呼び出し/書き込みするためのダイナミックなwebページやwebページをダウンロードするためのE-mail送信やFTPサイトを生成するIT機能をサポートしています。

ハードウェアアプリケーションインターフェース
Anybus-Mのハードウェアアプリケーションインターフェースは34ピン2mm ストリップアプリケーションコネクターを装備しています。すべてのAnybus-Mモジュールの電源電圧は5Vになります。アプリケーションコネクターを追加したことで、Anybus-M モジュールは、画期的な高水準EMC準拠の独自シールディングならびにグラウディング手法を備えています。Anybus-Mハードウェアインターフェースはネットワークに依存しています。

パラレルアプリケーションインターフェース
Anybus-Mは、高速パラレル2/4KB (8ビット)デュアルポートRAMインターフェースを装備しています。階層へマッピングされたメモリーとしてホストアプリケーションは、直接Anybus-Mへアクセスすることができます。ポーリングも可能です。さらにデュアルポートRAMのアドレスやデータシグナルに加えてパラレルインターフェースがステータスやコントロールシグナルを提示します。

ネットワークインターフェース
ネットワークインターフェースは使用する産業用ネットワーク(フィールドバス、イーサーネット)に依存します。使用するネットワークによりコネクターが異なります。シグナルは個々のネットワークに準拠します。4つのLEDとコンフィギュレーションスイッチがモジュールに搭載されています。

メカニクス
Anybus-Mはクレジットカードサイズです。3つのスクリューを介してホスト機器のキャリアボードと固定します。Anybus-Mは通常ホスト機器の全面にマウントされ、ネットワークコネクターとLED、コンフィギュレーションスイッチが見えるようにします。

マウンティング
Anybus-Mはホスト機器のスロットに挿入されます。モジュールは3つのスクリューにより固定されます。モジュールとホスト機器は電気的には34ピンの端子で接続されます。

ソフトウェアアプリケーションインターフェース
Anybus-Mソフトウェアインターフェースは、ネットワークプロトコルに依存せず同じソフトウェアドライバーを使用して、ほとんどの主要なネットワークシステムと機能を損なうことなくサポートできるようにデザインされています。

Anybus-Mソフトウェアインターフェースは次のようにアクセスします。

1.DPRAM内の定義されたメモリーエリアを介してのサイクリックI/O データ
2.Mailboxインターフェースを介してのアサイクリックパラメーターや診断
3.Mailboxインターフェースを介してのネットワーク仕様データ
4.フィールドバス使用エリアをネットワーク診断情報として使用
5.コントロールレジスターにバージョン、初期化パラメータ、フィールドバスタイプ、ステータスなどのAnybus情報を含む
6.ホストアプリケーションインターフェースでHandshakeレジスターがAnybus-Mと通信

Anybusホストアプリケーションソフトウェアドライバー
開発工程を短縮するために、無償でAnybus-MホストアプリケーションソフトウェアドライバーのC言語サンプルコードを提供しています。

ドライバーがAnybus-Mとホストアプリケーションのインターフェイスになっています。ソフトウェア環境からローレベルのコミュニケーションタスクを切り分けます。ポーリング動作とインターラプト動作でバージョンが異なります。

Anybus-Mドライバーダウンロードページはこちら(英語)。 

仕様
サイズ86 x 54 x 15mm (L x W x H) 3.38 x 2.13 x 0.59” (L x W x H )
電源5 Volt(範囲:300 - 450mA)
温度+0℃ 〜 +70℃(動作中)
環境準拠RoHS対応
EMC準拠CE、UL、cUL準拠
認証試験各フィールドバスに対して試験および解析済み

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