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組込みネットワーク製品
CAN
ゲートウェイ/ブリッジ

CANBridge NT200/420

CANBridge NT200/420
CAN FDに対応したCAN-CANゲートウェイです。ボーレート変換、CAN IDの変換や、CAN FDからCANへのデータ変換も可能です。CANバスの延長にもお使いいただけます。


CANBridge NTには2つのバージョンがあります。
CANBridge NT200は、2つの高速CANポートを搭載しています。
CANBridge NT420には4つの高速CANポートがあり、そのうち2ポートをCAN FDのポートとして使用できます。
両デバイスともに、異なるビットレートや異なるフレームフォーマット(11/29ビット識別子)のネットワークを含むCAN(またはCAN FD)ネットワークを簡単に接続できます。これらのデバイスにはマイクロコントローラーを内臓しているため、メッセージのフィルタリング、ID変換、データ多重化(たとえばCAN FDからCACNメッセージへの変換)を行えます。このような処理を高いデータレートで行ってもデータ損失なく処理を行えます。

・4×CANポート(うちCAN FD×2)を1つのデバイスでサポート
・強力なメッセージフィルター、ID変換
・データマッピングと多重化機能(CANBridge NT420)
・Windowsベースのツールにより簡単な設定

メリット
・高速CAN、またはCAN FDシステム(デバイス)の簡単な接続
・シンプルな配線によるコスト削減
・ツリー型/スター型などのトポロジーへのシステムの拡張が可能
・システムの信頼性向上
・電気的絶縁によるバスラインの保護

動作原理
電気信号を変換するだけのCANリピーターとは異なり、すべてのCANメッセージはCANBridge NTが受信し、フィルター設定、変換設定、ポートのマッピング、マルチプレックスルール(Store-Forward原則)に沿って、他のCAN、またはCAN FDネットワークに送信します。マッピングテーブルを使用することで、4つすべてのチャンネル間でメッセージの送受信が行えます。
フィルターや変換ルールを使用することで、CAN、またはCAN FDメッセージをフィルタリングや変更することができます。これらのメカニズムにより、必要なメッセージのみを送信することでそれぞれのネットワークでバス負荷を軽減することができます。
データ多重化(マルチプレックス)は、たとえば、CAN FDデータのさまざまな標準CANメッセージへのマッピングを可能にします。


CANBridge NT200の機能
・2×高速CAN
・メッセージフィルター
・ボーレート変換
・フレームフォーマット(11/29ビット)変換
・ID変換





CANBridge NT420の機能
・4×高速CAN(うち2×CAN FDにスイッチ可能)
・ボーレート変換
・フレームフォーマット(11/29ビット)変換
・ID変換
・CAN/CAN FD変換(メッセージマルチプレックシングによる)

設定
CANBridge NTの設定は、付属のWindowsベースのコンフィグレーションツールで行います。このツールで、フィルター設定、マッピング、マルチプレクサー、変換ルールをプログラミングの知識なしで簡単に行えます。

テクニカルデータ
CANボーレート高速CAN:5〜1000Kボー
CAN FD:5〜8000Kボー
CANバス終端抵抗未搭載
CANトランシーバーTexas Instruments: SN65HVD251P×2
バスノード最大数120
供給電源9〜36V DC
消費電力およそ110mA(供給電圧24V時)
電気的絶縁1KV(1秒間)
動作温度範囲-40℃〜+85℃
保護等級IP20
寸法114.5×99×22.5mm
重量およそ150g
認証CE、FCC

製品内容
・CANBridge NT200、またはCANBridge NT420
・設定ソフトウェア"CAN-Gateway Configurator"CD
・マニュアル
・ミニUSBケーブル

オーダー番号
1.01.0331.20000 CANBridge NT200 - 2×CAN
1.01.0331.42000 CANBridge NT420 - 4×CAN(2 channels switchable between CAN and CAN FD)

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