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UDSクライアントエクステンション

UDSクライアントエクステンション
UDSクライアントエクステンションは、emotas RawCAN、CANopen、J1939組込ソフトウェアにUDSクライアントの機能を搭載するための機能拡張オプションです。


UDS – Unified Diagnostic Services(統合診断サービス)

emotas UDSクライアントエクステンションは、UDS on CAN (ISO 14229) のサブセットを実装しており、ISO-TP に基づいています。 ISO-TP は、CAN 経由でデータを転送するための国際規格 (ISO 15765-2) です。 このプロトコルは、OSI レイヤー3と4 をカバーします。ISO-TP を使用すると、最大 4095 バイトのデータ パケットをセグメント化されたプロトコルで転送できます。

UDSクライアントエクステンションはMISRA-C:2004コーディング規則に従って開発され、Cソースコードでご提供する製品です。次の UDS サービスをサポートしています。

・10h DiagnosticSessionControl
・11h ECUReset
・22h ReadDataByIdentifier
・27h Security Access
・2Eh WriteDataByIdentifer
・31h RoutineControl
・34h Request Download
・36h Transfer Data
・37h Request Transfer Exit
・3eh TesterPresent

機能的および物理的な ISO-TP アドレッシング (通常のアドレッシング、通常の固定アドレッシング、および拡張アドレッシング)の両方でサービスを実行できます。


UDSクライアントエクステンションは、emotas J1939 スタック、CANopenスタック、RawCANスタック、および CAN-MultiProtocolスタックと組み合わせてお使いいただけます。

これらの組み込みソフトウェアでサポートしているCANコントローラー一覧はメーカーWEBサイトにあります。

https://www.emotas.de/en/info/controller

システム要求条件
本製品を使用するには、ANSI-Cコンパイラーが必要です。

emotas RawCANスタック、CANopenスタック、J1939スタック、マルチプロトコルスタック、いずれかの製品が必要です。

ライセンス形態
本製品はソースコード製品です。
お客様の使用範囲で次のライセンス形態からお選びいただきます。

プロジェクトライセンス
1種類のハードウェア(CPU/CANコントローラー)、1つのお客様製品に適応するライセンスです。
途中でのハードウェアを変更することはできません。


サイトライセンス
開発拠点に適応されるライセンスで、複数ハードウェアや複数種類のお客様製品にお使いいただけます。
CPUやCANコントローラーの変更も可能です。
2つ以降のCANドライバー(有償)をご採用いただくことで複数のハードウェアでRawCANスタックをお使いいただけます。

ご使用になるスタック製品と同じライセンス形態が必要になります。

製品内容
・UDSクライアントソースコード(ANSI-C互換)
・サンプルアプリケーション
・ユーザーマニュアルとリファレンスマニュアル(英文)
・メンテナンス&サポートサービス
  プロジェクトライセンス:6か月
  サイトライセンス:24か月
 (期間満了後、有償にて延長可能)

UDS翻訳機能
UDSのメッセージ翻訳(モニター)はemotasの開発ツールCANopen DeviceExplorerのオプションのUDSプラグインで行えます。またこのプラグインではいくつかのUDSコマンドを送信できます。

オーダー番号
1028-33-11-PUDSクライアントエクステンション(シングルライン/プロジェクトライセンス)
1028-33-11UDSクライアントエクステンション(シングルライン/サイトライセンス)
1028-33-11-ML-PUDSクライアントエクステンション(マルチライン/プロジェクトライセンス)
1028-33-11-MLUDSクライアントエクステンション(マルチライン/サイトライセンス)
ご注意
本製品は、RawCANスタック、CANopenスタック、J1939スタック、マルチプロトコルスタックの機能拡張用オプション製品です。シングルライン/マルチライン、ライセンス形態は、スタック製品と同じものが必要になります。

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