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よくある質問
Q6-1-q1 CANリピータとCANブリッジの用途の違いは?

CANリピータとCANスターカプラ(CR-200、CR-220)は、CANバスシステムの複数のセグメントの物理的な接続に使用します。CANネットワークはバス(ライン)のトポロジーのネットワークですので、ツリー型、スター型のネットワークや長いライン型のネットワーク構成はCANリピータでのみ構築可能です。CANリピータは、リピータはCANネットワークを2つの電気的(、または光学的)に独立してネットワークに分割します。それぞれのセグメントは完全に透過的です。つまり異なるセグメントにあるすべてのCANノードは同じビット情報を受信します。電気的にはそれぞれのセグメントはCANバス(ライン型)のネットワークになります。
CANリピータは、デバイスの遅延時間が拡張ネットワークラインのように影響しますので、CANネットワークを拡張することはできません。
ネットワークセグメントの電気的絶縁、接続可能なノード数の追加、可能なネットワーク構成の構築に適しています。
伝送動作は1つのネットワークに準拠していますので、CANリピータはシステムのリアルタイム動作に影響を与えません。
CANリピータを使用して、CANボーレートに対応するCANバス超の最大距離を延長することはできません。

CANブリッジ/ゲートウィイは、複雑なネットワーク構成を可能にするインフラ整備のためのデバイスです。CANブリッジはCANネットワークを異なるボーレートや異なるモード(11/29ビット識別子)で接続できます。CANブリッジは”格納-(変換)-転送/Store-(Modify)-Forward”原則を元にしています。受信したCANメッセージをフィルタリングや変換ルールに従って、もう一方のCANセグメントに転送します。
接続しているセグメントはバスアービトレーション上、独立していますので、CANブリッジはネットワークの最大長を拡張できます。CANブリッジによって接続したCANサブネットワークは独立したCANネットワークで、独立したリアルタイム動作になります。

CANリピータ、CANブリッジは高速CAN、低速CANの接続が可能です。

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