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CANopenモジュール
canAnalyserのオプションとして、CANopenモジュールはCiA標準に準拠したCANメッセージの翻訳表示を行います。CANopenのメッセージタイプやパラメーターはカラーのプレーンテキストで表示されます。
概要
CANopenモジュールは、IXXAT製品のcanAnalyserのアドオンモジュールで、受信したレイヤ2メッセージをCANopen仕様に従って翻訳表示します。メッセージはコンフィグレーションとCAN-in-Automationで定義した通信オブジェクトに従い、個々のノードに割り当てられたコンテンツとして抽出され、プレーンテキストで表示されます。
翻訳は、分析対象のCANopenネットワークに接続されている個々のノードが記述されているネットワークモデル(解析コンフィグレーション)に基づきます。この記述はデバイス記述ファイル(EDSファイル、DCFファイル、XDDファイル)の読み込みや、シンプルなプロファイル割り当て(デフォルト)、オンラインノードスキャン、または手動で行えます。
機能と特長
・CANopen仕様に従ったレイヤ2メッセージの翻訳
・バストラフィックのリアルタイム表示
・CAN識別子でソートしたデータの上書き表示と統計データ
・PDOで送信されたオブジェクトの内容と名前の出力
・ノードIDとオブジェクトタイプ(SDO、PDO、NMTなど)に応じた表示フィルター
・EDS/DCF/XDDファイルのインポート
・CANopen FD拡張機能のサポート(USDO、EMCY、64バイトPDO)
・セグメント化したSDOの出力
・SDOブロック転送プロトコル、マルチプレックスPDO、SRDOのサポート
・解釈不可能なメッセージの表示
・解釈していないCANテレグラムの表示
・翻訳メッセージのオンラインロギング
・オブジェクトタイプごとの表示色設定
・デバイスプロファイルとデバイスIDの自動識別によるネットワークスキャン
・実行時のデバイスプロファイルの変更
サポートしている仕様
・CiA-301、V4.2、CANopenアプリケーションレイヤ、および通信プロファイル
・CiA-301、V4.2.16、CANopenアプリケーションレイヤ、および通信プロファイル
・CiA-302、V4.1、CANopen追加アプリケーションレイヤ機能
・CiA-305、V2.2、CANopenレイヤ設定サービス(LSS)、およびプロトコル
・CiA-306、V1.3、CANopen Electronic Data Sheet仕様
・CiA-311、V1.0.2、CANopenデバイス記述XMLスキーマ定義
・EN 50325-4、コントローラーデバイスインターフェイス用のISO11898(CAN)に基づく産業通信サブシステム
CANopen FDサポート
・USDOローカル、およびリモートアクセス
・USDOブロードキャスト、およびユニキャスト(マルチキャストなし)
・USDO一括ダウンロード
・USDO中止
・EMCY書き込み
・PDO764バイト拡張
ご注意
上記の機能のすべてがCiA-301 5.01で定義されていないため、
CANopenモジュールでのサポートは予定を含みます。
本オプションは、canAnalyser 3(Standard/Lite)の標準付属品です。
しかしながらcanAnalyserとは別にインストールが必要です。