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組込みネットワーク製品
車載ネットワークテストツール
車載ネットワーク設定ツール

Advanced Configuration Tool

Advanced Configuration Tool
Advanced Configuration Tool(ACT)はIxxatのFRC-EPデバイスとCANnectorの設定や、シミュレーション、データ変換プログラムなどの管理を行うツールです。



Ixxatの車載テスト向け設定ツール、Advanced Configuration Tool(ACT)は、さまざまな機能を持ったとてもパワフルで使いやすいPCソフトウェアです。IxxatのFRC-EPデバイスやCANnectorと組み合わせて車載テストシステムを構築できます。
ACTは、用途に応じて、StandardLiteFreewareの3つのバージョンがあります。

機能
IxAdmin (管理ツール)
USB、イーサーネット、またはWiFiで接続された
FRCデバイスの管理ツールです。
・コンフィグレーションのアップロード/ダウンロード
・アップデートの実行
・ランタイムライセンスの管理
・一般的な設定

Vehicle Editor (車輌構成設定)
ここで設定されるデータはCANdB、FIBEX、
またはAUTOSAR-XMLフォーマットで記述されたバス設定です。
これらの記述には多くの情報が含まれますが、すべて必要な情報ということではありません。Vehicle Editorを使用することで、特定の車輌、インテグレーションレベル、テストコンフィグレーションに属するすべてを簡単に組み合わせることができます。

Residual Bus Simulation (RBS:レジデュアルバスシミュレーション/残存バスシミュレーション)
ACTのRBSは、電子制御ユニットはその他のネットワークデバイスを独立して試験するためのシミュレーション環境を提供します。
・ 必要なコミュニケーショントラフィックの生成
・ 信号ベースのCRCとアライブカウンターの自動計算
・ コミュニケーションウィザードを使用することでプログラミングが不要
・ シミュレーションを簡単に設定するグラフィック表示
・ FRCデバイス上で生成した機能モジュールの自立実行

XCPonEthernet
・RBSの制御と標準プロトコル経由のコミュニケーションデータの評価
・適切なソフトウェアソリューションへのインポートを可能にするCANdbやFIBEXファイルのA2Lファイルへの統合
・バス上のすべての信号とRBSから送信されたすべての信号の結果の表示


HIL Signal Manipulation (HIL信号操作/HIL:Hardware In the Loop)
FlexRay/CANのRBSとXCPonEthernetに基づいて、RBSから送信される信号は定義、操作が可能です。これは以下のことを含んでいます。
・定義した時間やサイクル数ごとの信号のスイッチング(ON/OFF)
・スイッチオフの信号の定義した代替値の送信
・CRCやアライブカウンターの破損の定義

信号操作の制御は、お客様のコード、ゲートウェイ、またはXCPonEthernetで行うことができます。

Gateway (ゲートウェイ)
RBSと同様にゲートウェイはACTのひとつの機能で、異なるデータストリームをお互いに組み合わせるために、単独での使用や、RBSと結合して使用できます。物理的なバスシステムか仮想のバスシステムが使用されるかは問題ありません。ACTツールのゲートウェイ設定は、ソースとターゲットという2つのエリアに分かれています。ソースからターゲットへのメッセージのマッピングや、個々の信号はドラッグ&ドロップで行います。作成したコンフィグレーションは、FRCデバイスにロードし、単独で動作できます。

FlexRay/CAN/CAN FD
バス記述ファイルは、FlexRay、CAN、CAN FDの物理バス向けに提供することができます。信号ベースのゲートウェイを使って、異なるソースメッセージをひとつのターゲットメッセージに結合することができます。
・送信トリガーと可能なデフォルト値を自由に選択
・自動信号変換(オプション)-ソースとターゲット信号の内容がずれる場合
・ターゲットバスに接続されている受信側を緩和するための送信メッセージのサイクル時間の適応

Analog/Digital IO(アナログ/ディジタルIO)
データ方向、値の範囲、変換ルール、単位の設定後、IOはドラッグ&ドロップで簡単にマッピングできます。IOはロガーのトリガー入出力のマッピングや、アナログ入力に基づく車輌信号に埋め込むことができます。
・お使いのFRCデバイスにより異なるIOをサポート
・仮想バスとしてゲートウェイに簡単に追加可能

Signal/Data Logger (信号/データロガー)
・仮想バスとして簡単にゲートウェイ設定追加可能
・記録する信号/メッセージはドラッグ&ドロップでロガーバスにマッピング
・信号ベースのトリガー入力の定義とグラフィカルな設定画面
・SDHCカード記録用にさまざまなフォーマットをサポート

Generic Ethernet (汎用イーサーネット)
デバイスにインストールされているCANインターフェイスに加えて、FRCデバイスは16までの”イーサーネット上の仮想CAN”を持つことが可能です。
・16の異なるIPアドレスに対してのメッセージ送受信用にIxxat専用プロトコルを使用
・それぞれの仮想CANについてリモート局がデータストリームを解釈するためのCANdBファイルをACT経由で生成
・仮想CANチャンネルの、制御PCで評価、IxxatのcanAnalyserでの解析、別売のデバイス”CAN@net II”でのCANへの再変換、が可能


EtherCAT
・テストベンチの車輌エリアと製造/産業エリアを組み合わせることが可能なFRC-EP 190のオプション
・解析とスティミュレーション用のACTによるEtherCAT経由の簡単な信号選択
・デバイスから直接読み出せるEtherCATコンフィグレーション


FDX (Fast Data Exchange/高速データ交換)
高速データ交換プロトコルは、イーサーネットベースの通信インターフェイスで、物理信号アクセスするためのXCPonEthernetの有効な代替手段になります。
・精密な通信スタック(ソフトウェア)は不要
・いかなるターゲットでもすばやいインプリメント
・ACTで生成したXML記述ファイル経由でのデータストリームの翻訳

Signal Visualization (信号表示)
・仮想バスとしてゲートウェイ設定に簡単に追加可能
・マッピングしたすべての信号のWEBサーバーを使った簡単な表示とスティミュレーション
・表示デバイスとしてPC、スマートフォン、タブレット端末が使用可能
・表示デバイスとUSB、イーサーネット、WiFiで接続
・必要条件は、HTML5機能を持ったWEBブラウザー
・ユーザーが簡単に適応できる汎用HTMLページを提供

User Code (ユーザープログラム)
・独自機能を簡単にインプリメント (ディジタル出力の制御、ロガー用複数トリガーのインプリなど)
・ゲートウェイ設定へ仮想バスとして付与されたユーザーコードバス
・その他すべてのバスシステムにドラッグ&ドロップでマッピング可能な独自プログラム用IO信号
・標準C、または特別なアルゴリズムで記述するアプリケーション開発


Functional Models (機能モデル)
お客様によってはC言語での開発は複雑すぎ、また他のプロジェクトで完成したモデルがすでに存在します。これらのモデルの統合はユーザーコードバスに基づいたAPIを使って行うことができます。ユーザーコードと同様に、Matlab/Simulinkモデルがマッピングされた信号/メッセージにアクセスすることができます。

Development Tool (開発ツール)
Eclipseベースの開発環境が独自のアプリケーション開発用に利用可能です。この開発環境を使って、ゲートウェイソリューションの拡張のユーザーコードアプリケーションや、完全に別のアプリケーションを開発することができます。これは、ACTプロジェクトへの統合、標準エディター、クロスコンパイラーとともに高級言語デバッガーによってサポートされています。開発したアプリケーションは単独でもFRCデバイス上でも実行できます。

ACT Standard
ACT Standardで行える機能(モジュール)は次のとおりです。

・IxAdimn

・Vehicle Editor

・Residual Bus Simulation
 -XCPonEthernetサポート
 -HIL signal manipulationサポート

・Gateway
 -FlexRay/CAN/CANFD/LINプロトコルサポート
 -アナログ/デジタルIO機能
 -Signal/Data Logger
 -Generic Ethernet(バーチャルCAN-イーサーネットバスシステムを16までサポート)
 -EtherCAT拡張(FRC-EP190のみ)
 -FDXサポート
 -Signal visualization
 -MATLAB/SIMULINKサポート
 -User Codeサポート
 -機能モデルのサポート

・Development Tool

ACT Lite
ACT Liteで行える機能(モジュール)は次のとおりです。

・IxAdimn

・Vehicle Editor

・Gateway
 -FlexRay/CAN/CANFD/LINプロトコルサポート
 -アナログ/デジタルIO機能
 -Signal/Data Logger
 -Generic Ethernet(バーチャルCAN-イーサーネットバスシステムを16までサポート)
 -EtherCAT拡張(FRC-EP190のみ)
 -FDXサポート
 -Signal visualization
 -MATLAB/SIMULINKサポート
 -User Codeサポート
 -機能モデルのサポート

・Development Tool

ACT Freeware
ACT Freewareで行える機能(モジュール)は次のとおりです。

・IxAdimn

・Vehicle Editor

・Gateway
 -FlexRay/CAN/CANFD/LINプロトコルサポート(FlexRayは受信のみ)
 -アナログ/デジタルIO機能
 -Signal/Data Logger
 -Generic Ethernet(バーチャルCAN-イーサーネットバスシステムを16までサポート)
 -Signal visualization
 -User Codeサポート

・Development Tool

製品内容
・ソフトウェア(メーカーWEBサイトからのダウンロード)
・インストールマニュアル
・USBドングル(Freewareには付属しません)

オーダー番号
1.12.0248.00001ACT Standard
1.12.0248.00000ACT Lite
-ACT Freeware

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