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組込みネットワーク製品
LIN

LIN2CAN

パワフルなLIN-CANゲートウェイ
LIN2CAN
LIN-CANゲートウェイは、LINスレーブ、またはマスターモジュールのエミュレーション用としてCANバス経由でLINネットワークの解析を行う多機能なデバイスです。加えてこのデバイスは、PCベースのLINデバイスの開発用やPCベースのコンフィグレーションとモニターソフトウェア用のLIN-PCインターフェイスとして使用することもできます。


お知らせ
本製品は、2020年12月31日をもちまして販売を終了いたしました。


本製品の代替製品はCANnector Bridgeになります。

LIN-CANのゲートウェイは、CANnectorにてご検討ください。

動作モード
LIN-CANゲートウェイは4つのオペレーションモードをサポートしています:
- LIN-CANゲートウェイ
- LIN-スレーブエミュレーション
- LIN-マスタ/スレーブエミュレーション
- LIN-PCインターフェイス

PCを使って、さまざまなモードの設定や実行ができます。デバイス上不揮発性メモリーに設定データが保存されるので、設定されたモードが立上げ後自動的にスタートします。

LIN CAN Gateway
LIN-CAN Gatewayは、CANネットワークにLINメッセージの透過的な送信が可能です。デバイスはLINマスタまたはLINスレーブとして機能します。受信したLINメッセージはCANへパスされ、LIN識別子はCAN識別子に変換されます。LINデータは、CANオブジェクトを通して送信されます。またそのデバイスはCAN経由のLINへの送信も可能です。このときCAN識別子は、LIN識別子へ変換され、LINマスタからの要求で一度LINネットワークへ送信されます。 CANオブジェクトのデータはバッファにストアされ、それからLINデータとして送信されます。デバイスにストアされるPCプログラム可能な翻訳テーブルは、メッセージの翻訳に利用できます。

LIN スレーブエミレーション
LINスレーブモードはスタンドアロンのLINスレーブエミレーションを提供します。デバイスは柔軟なトランスミッションテーブルを持っています。LINヘッダーが受信された時、格納しているデータを送信します。テーブルはPCで設定し、デバイスのフラッシュメモリに保存されます。

LIN マスタ/スレーブ
LIN マスタ/スレーブとしてデバイスは、LINスレーブ機能によるスタンドアロンのLINバス・アービタ(バス調停)として動きます。ここでは設定可能なスケジューリング・リストが使用でき、周期的に処理されます。バスアービター機能に加え、送信リストを使ったトランスミッション機能もこのモード上で使用可能です。

LIN PCインターフェイス
スタンドアロンモードに加え、LIN-CAN GatewayはPCインターフェイスとして操作可能です。たとえばデバイスをLINとして操作し、PC上でLINオブジェクトのモニタを行えます。送信テーブルはインタラクティブに変更可能です。さらに、バスアービター機能がPCからトリガーされるとLINマスター機能が可能です。これらの機能で、PCでLINスレーブやLINマスターのシミュレーションが可能です。

すべてのモードはPCで設定できます。設定データはデバイスのフラッシュメモリーに保存され、PCで読み出すことができます。

テクニカルデータ
マイクロコントローラーFujitsu MB 90FS43
インターフェイス1 × CAN ISO 11898-2(高速)
1 × CAN ISO 11898-3 (低速)
1 × LIN
1 × RS232
メモリー6K RAM データメモリー、 128 Kバイト フラッシュ
その他CAN、LIN、RS232経由で起動する設定可能なスリープモード
電源7 V - 16 V DC、1.5 W
使用温度範囲-20℃ 〜 +70℃
認証CE、FCC

製品内容
- LIN2CAN
- Windows 2000/XP/Vista/7/8/10用コンフィグレーション・ソフトウェア
- ユーザーマニュアル
- 設定用ケーブル
- 電源ケーブル

ご注意
設定用ケーブルはシリアルケーブルになります。シリアルコネクターがないPCに接続する場合は、USB-シリアル変換ケーブルが必要になります。

オーダー番号
1.01.0130.00000LIN2CAN Automotive(供給電源電圧7-16V)
1.01.0130.91000LIN2CAN Industrial(供給電源電圧10-30V)

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